田中主任研究員らの論文「Effect of Holder pasteurization on nutrient and immune component retention in human milk: a comparison between water and dry pasteurizers」がInternational Breastfeeding Journalに掲載されました。この論文では、母乳バンクで使用している温水式低温殺菌機及びドライ式低温殺菌機が、母乳中の栄養素、免疫物質に及ぼす影響を比較検討しました。本研究より、ドライ式は温水式と比較して母乳の加熱温度が高く、免疫物質の減少率が10%以上大きいことが明らかになりました。また、加熱後の冷却時間の長さは減少率に影響を与えませんでした。こうした結果を受けて、現在日本の母乳バンクでは、ほぼ全てのドナーミルク処理に温水式低温殺菌機を用いています。
論文は以下のURLよりご覧いただけます。
https://rdcu.be/ePo77

